笠利の赤木名城跡は何を見る?曲輪と堀から、笠利湾への守りを読んでみよう

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笠利の旅で「赤木名城跡」を地図に見つけた。お城なら、石垣や天守を見に行く場所かな?

そのつもりで予定を組む前に、知っておきたいことがあります。

**赤木名城跡は、曲輪や堀切などの地形に、城の構造を読む場所です。** 曲輪は城の中に設けた区画、堀切は尾根を切り離すように掘った堀のこと。建物探しから地形を見る目へ切り替えると、解説がずっと追いやすくなりますよ。

目次

湾を望む山に、平らな区画と堀がある

文化庁の文化遺産オンラインによると、赤木名城跡は笠利湾を望む丘陵にあり、南北に約300mの規模を持ちます。曲輪、土塁、石積み、堀切、竪堀などが残る城跡です。

土塁は土でつくる城の囲い、竪堀は斜面に沿って縦に延びる堀。難しい名前が続くけれど、最初から全部暗記しなくていいよ。

まず注目したいのは、南側に広い曲輪があり、その西斜面に、帯状の曲輪が8段続くという説明です。

あっ、山の上に一つだけ平場がある、という話ではないんですね。区画がどちらへ連なっているかが、読みどころになります。

文化庁は、この配置などから、西側の笠利湾方面への防御を意識したと説明しています。案内図を読むときも、曲輪の名前を追うだけでなく、**笠利湾がどちらにあるか**を一緒に見ると、配置の意味を考えられますね。

同じ解説では、城の構造は石垣が発達した琉球の城とは異なり、九州などの山城と似ているとされています。奄美の城と聞いて沖縄の石垣の城を思い浮かべていたなら、案内図の見方が変わるところですね。

用語は先に少しだけ。山道の状況は直前に別で確認しよう

曲輪や堀の言葉をもう少し知りたいなら、伊東潤さんの『歴史作家の城めぐり〈増補改訂版〉』が、基礎を読むための候補です。

出版社の公開試し読みに、曲輪・土塁・堀などの説明があります。

『歴史作家の城めぐり〈増補改訂版〉』の内容を確認する

ただし、この本が紹介するのは関東甲信などの47城。赤木名城跡の現地ガイドとして勧めているわけではありません。まず公開部分で用語を読み、ほかの城にも興味が広がったら、本の内容を見てみてね。

もう一つ、城の解説と、今日歩ける道の状態は分けておこう。

あまみのの2017年の訪問記事には、急な山道や足元への注意、奥へ進まず案内板を読む選択も記されています。これは過去の訪問記で、現在の整備や通行可否を保証するものではありません。

訪ねる前には、奄美市や現地の観光案内で通行・整備状況を確認してください。雨のあとや足元に不安があるときまで、山頂を目標にしなくて大丈夫。

城跡の図を開いたら、笠利湾の位置に一つ目印を置いてみて。西斜面の区画と湾との位置関係を追う。それなら、山道の奥まで歩かない日にも、赤木名城跡を知る入口になりますよ。

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奄美大島・笠利の自然、文化、立ち寄りたい場所を集めています。

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